自己組織(筋膜、軟骨)による移植法は、自分の組織を使うので異物によるトラブルが解消され、尚且つ鼻の高さが保てる隆鼻術です。
<鼻修正手術>
(1) 切開をします。
鼻の穴の内側のみでおこないますので、手術の傷跡は外から見えません。
(2) 鼻プロテーゼを抜きます。
(3) 皮膜を抜きます
長年鼻プロテーゼが埋め込まれていると、鼻プロテーゼの周りに皮膜が形成されます。この皮膜が石灰化すると、鼻プロテーゼと癒着して固くくっついている場合があるため、抜くためには高度な技術を要します。
皮膜も可能な限り摘出します。
皮膜を残したままでは、皮膜が移植した組織への血流をさまたげてしまい、組織の定着に悪影響を与えます。
(4) 軟骨と筋膜の採取
抜いた鼻プロテーゼの大きさ、厚さを確認し、患者様の希望の高さも考慮します。
軟骨は耳の裏側の目立たない部位を数cm切開して取ります。
筋膜は側頭部から取りますが、その際髪の毛は剃りません。
筋膜は脳や頭蓋骨などに影響がでるところから採取しませんのでご安心ください。
(5) I型の移植組織の骨組みを作り筋膜で包み込みます

(6) 移植します。
皮膚が薄くなっている症例では、皮膚の厚みをカバーするために筋膜も同時に移植するので、より仕上がりが自然になります。
L型のプロテーゼの場合は、鼻プロテーゼに圧迫されて、鼻先の皮膚が薄くなる・鼻先の軟骨が変形しているなどの症状がありますので、この修正も同時におこないます。
手術後は移植した組織がずれないように、5日間テーピングとギプス固定をします。
<松下先生のコメント>
鼻プロテの治療は、プロテーゼを抜くだけでは根本治療になりません。プロテーゼの抜去、皮膜除去、自己組織による鼻の再形成まで一連の治療が必要な場合があります。
入れてある鼻のプロテに、違和感がある、炎症をおこしている、痛みがあるなどトラブルが生じた場合は、鼻の修正について専門知識のあるドクターに受診されることをお勧めします。
まずはカウンセリングを受けましょう。
鼻プロテは細菌に弱いなので、一度感染すると鼻は赤く腫れて炎症を起こします。
鼻のプロテのトラブルや手術についてについてよくある質問をまとめました。
